ピアノは構造が複雑な楽器だけに、使用しない等の理由で調律をせずに長年放置してしまったりすると、「調律だけすればよいのか、それともちゃんと修理した方が良いかわからない」「そもそも調律と修理の違いがよく分からない、調律だけでもいいんじゃない?」とお考えになる方が多いのではないのでしょうか? ここではピアノを人間に例えながら、簡単に調律と修理の違いや定期調律の必要性について解説させていただきます。
簡単に言ってしまえばピアノの音程を整える作業です。弦は常に引っ張る力(=張力)がかかっており、この引っ張る力のバランスは時間の経過とともに崩れていきます。 このバランスが崩れると、正しい音程から外れた音になってしまったり、音色が悪くなる原因となり、ピアノが本来の性能を発揮できなくなってしまいます。
(※内容などによって、追加作業費別途必要な場合がございます)
人間でいうところの整体と定期検診に似ていると言えます。ヒトの体は日々生活しているとどうしてもバランスがくずれてきますから、肩コリがひどい方や腰痛持ちの方は定期的に整体などに通うことで解消されている方も多いのではないでしょうか?ヒトも体の歪みを整えてバランスが良くなると、調子が良くなったりすると思います。
また、多くの方は健康維持や悪い病気の早期発見のため、学校や職場で定期検診を受けられると思います。 もし10年、20年と定期検診を受けず、全く病院に行かなかったら…?考えるだけでもゾッとしますね!
では、ピアノの修理はどんな内容で、定期調律とは何が違うのかを簡単に解説させていただきます。
外装修理は、人間でいうところのメイクサロン。内部修理は、人間でいうところの総合病院による診療と似ていると言えます。 尚、極コースによる本格的な修理は、人間ドック・手術に似ていると言えます。製造から40年以上経過したピアノは、東洋ピアノで極コースの修理がオススメです。