彫刻
製造部、長嶋です。
英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が著した論文で
あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」という記事を目にしました。
今現在の私の仕事(塗装、木工(彫刻))も含まれている事は想像に難くなかったのですが、
あらためて指摘されますと驚きを隠せませんね(汗)
10数年前、私はGPの木工加工、組み立てを担当していました。
時折合間をみては、当時新製品だったA120ピエルレの脚を彫刻していて思っていたことですが、
「いづれこの脚も機械で彫刻する時がくるんだろうな、そしたら彫刻も味気の無いものになるのだろうか?
ならば、せめて自分の彫刻したものは自然で生き生きとした表現をしていこう。」
と、図面より若干のアレンジを加え、植物らしい生き生きとした彫刻にこだわって彫っていました。
(画像は当時のパンフレット。第2世代の為、残念ながら私の彫刻ではありませんが、、、)
機械が得意な事、人間が得意な事、それぞれあります。
全く同じものを沢山作るのは機械が得意でしょう。量産しないものや感覚に委ねられるものは
まだまだ人間の力が必要でしょうね。
幸いにも弊社は量産よりも小ロットが得意ですしアコースティックの性質上、人間でしか出来ない
仕事が大半ですのでとりあえず安心しておきます(笑)
(画像は私の趣味で彫った羽的なものです。)
私はデジタルよりアナログな人間なのでしょうね。
Siriとの会話がうまくいきません(泣)
2014.11.12