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絶対音感と相対音感

こんにちは。ペリーです。

最近はありがたいことにお客様とお話しする機会が増えました。
そんな中で「調律師ってことは絶対音感があるんでしょ?」と言われることがあります。
絶対音感っていうとなんだかすごいですよね!絶対って・・・!



結論から言うと、調律は絶対音感でやるものではなく相対音感でやっているので
調律師が必ず絶対音感を持っているわけではないのです。

音叉でラの音をとり、そこからウナリの数を聴いてあわせて1オクターブの音をつくり
それを高音側と低音側に広げていく
ザックリというとこんな感じなのですが。(ものすごい端折った説明です!)



私の場合、調律学校に入って最初の難関が基音のラを取ってからつくる1オクターブでした。
先生から「このウナリを聴いて」と言われるのですが
ウナリなんて目で見えないものを「この」って言われてもわかんないよ!!どれだよ!!!
と、わかるようになるまで手さぐり闇雲投げ出し・・・と先生を困らせたものです。
もっとも、根本から理解していればどのウナリかはわかるのですが
楽典もまともに勉強しないまま入学してしまったので、調律の実技と座学を同時進行でしたので、
考えればわかることを、当時は本当に苦労しました。



ちなみに、稀に「調律師って音わかるんだから歌もうまいでしょ?」と言われることもありますが
調律師が全員歌がうまいわけではありません!それとこれとは別です!ご勘弁を!


2014.11.26