ピアノのパーツ
おはようございます。
製造部の秋です。
今日は、あまり目立たないけど特色のあるピアノのパーツをピックアップしてみます。
黒い枠で囲った部分アッパーブリッジといいます。
アップライトピアノではスタンダードな方式のものです。
このアッパーブリッジと駒(駒ピン)の間が有効弦長(弦の振動する部分)となります。
さてこの有効弦長を支えるパーツですが、日々粛々と作業をしていると
色々な形をしているものを見かけます。
こちら、カットブリッジと言います。
アッパーブリッジと似ていますが、弦の幅に区切られています。
鋳物ではなくて金属のプレートで弦を支えています。
(現在弊社ではカットブリッジ採用のピアノはございませんが中古ピアノラインナップにて在庫がございます。)
こちらアグラフです。
カットブリッジがより独立した感じですね。
フレームに穴を開け、そこに埋め込まれています。
真鍮製で弦を通す穴が加工されています。
グランドピアノで使われているのと同じ方式です。
カットブリッジとアグラフのメリットは
1つの音の有効弦長が揃えられる為、音が揃いやすいということです。
現在、弊社では一部の低価格商品を除くほぼ全てのラインナップで総アグラフ(全ての音でです!)を採用しています。
ちなみに!東洋ピアノでは1959年4月 総アグラフ付アップライトピアノを国産他社に先がけ発売。
実はSSSアクションに次ぐ弊社のピーアールポイントであったりします。
他にもなかなか見えない部分に弊社の特徴があるのでまたご紹介致します。
それでは!