ところで倍音って何?
こんにちは。ペリーです。
先日の営業部のブログ記事で難しい言葉が出ていましたね。
「倍音」ってなんでしょう?
発音体の振動から生じる最低振動数の部分音を基音といい、それ以上の部分音を上音といい、
基音に対して整数倍の振動数を有する上音を倍音といいます。
左の図の波形のように、いろんな波形が合体してひとつの波形になり、音になっているのです。
倍音を全く持たない音を純音といいます。
身近なものだと音叉はかなり純音に近いと言われています。
たしか時報も純音だったはずです。
同じ音でも、倍音がない純音と倍音を持つ楽音とでは音の雰囲気が全然ちがいますよね。
楽音でも、楽器によって聞こえやすい倍音と聞こえにくい倍音があったり、構成がちがいます。
左の図では一番上が純音、真ん中がヴァイオリン、一番下がオーボエの波形です。
機械で測定するとこんなに違うんですね!
(ちなみにオーボエの横に「チャルメラの音もそんなかんじ」とメモしてあります(゚∀゚))
ちなみに電子楽器にも倍音はありますが、整数倍の成分だけの音がでるものは
人工的な響きに感じられて長時間聞くと疲れることがあると言われています。
倍音は厳密な整数倍ではなく、倍音ごとにちょっとだけ高かったりちょっとだけ低かったりするので
揺らいでいるのです。
なので、電子と生では同じ音で同じような倍音が含まれていても感じ方が違うんです。
私としては、それぞれに良いところがあると思うので、電子を否定しているわけではありませんよ!
ザックリと倍音について説明してみたのですが・・・どうでしょうか?